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いわさき座談会<製作編>

日本が世界に誇る食品サンプル。それらは全て人の手で作られています。
飲食店を彩る「美味しそう!」に輝く食品サンプルを作る製作員は、どうしていわさきに入社したのか、どういう思いで食品サンプルと向き合っているのか、いろいろとお話を聞いてみました。

Reason入社したきっかけを教えて下さい。

K.M.
大阪工場製作員
2018年入社

K.M.僕は小さい頃、食品サンプルの職人さんが技術を競うTV番組を観て衝撃を受けたんです。本物そっくりに作られた食品サンプルのどれもがとても美味しそうで、僕も作ってみたいなぁ~と考えていました。なので学校もモノづくりが学べる専門学校に通いました。その後、就職活動を経て新卒採用で『いわさき』に入社したんですが、入学当時から業界最大手の『いわさき』に入社するんだっ!と思っていたので、内定連絡の電話がかかってきたときは本当に嬉しかったなぁ。

I.Y.
大阪工場製作主任
2007年入社

I.Y.私は、映画で見た特殊メイクに憧れて、美術系の専門学校に進みました。卒業を控え、就職先を考えていたときに、学校求人で『いわさき』を見つけて、「食品サンプルを作る」って楽しそうだなと思ったことがきっかけです。

T.H.
大阪工場長
1987年入社

T.H.2人とも、ものづくりを専門的に勉強してきたんだね。僕はそういうことは無かったんだけど、単純にプラモデルを作るのが好きで、ものづくりの会社を探していたんだ。そんなときにハローワークで『いわさき』の求人を見つけて応募したんだ。

Work皆さんの業務について教えて下さい。

K.M.入社してからしばらくは、お客様から頂いた料理をもとに、食品サンプルの設計図である仕様書を書き起こして、各食材にシリコンをかけてパーツの型を作成する業務をしていました。
I.Y.食品サンプル作りって楽しそうな、面白そうなイメージがあるけど、仕様書や型の作成は、夏場は匂いがきつかったりして意外と大変なんですよね。
T.H.だけど仕様書や型の作成は、食品サンプルを作る上で、一番基礎であり一番重要な工程だから、ここがしっかり出来ていないと、「美味しそう」な食品サンプルは作れないからね。
K.M.今は、盛付業務を担当しているんですが、盛付業務って単に食材のパーツを組み合わせているだけと思うかもしれませんが、いろいろなことを考えて盛付けます。うどんを例で考えると、温うどんと冷やしうどんでは麺の盛り付け方が違います。温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく見えるように麺を盛り付けています。ちゃんと出来ているか自信はないですが…(笑)。
I.Y.私も盛付業務を担当しているんですが、工場の中で見ている色の見え方と、サンプルケースに並べられたときの色の見え方って違うんですよね。だから、主任になった今でも試行錯誤の連続です。
T.H.見え方もそうなんだけど、「美味しそう!」って感覚は人それぞれなんだ。しかも、お店の要望もふまえて、より多くの人が「美味しそう!」って感じる『食品サンプル』を作ることは、すごく難しいことなんだよね。
だから、皆が「美味しそう!」な食品サンプルを作ることに専念出来るように、いろんな雑用をすることが僕の仕事かな(笑)。
K.M. & I.Y.いつもありがとうございます!!!

Routine日頃から気を付けていることはありますか?

I.Y.実は、普段から料理の専門書を読むことが好きで…。特に最近、なじみの無い外国料理の食品サンプルを作る機会が多くてそういったときには、とても役立っています。
K.M.僕も外食するとき、知らない料理や食材があるとその場で店員さんに聞いたり、調べたりして食の知識をつけています。友達と一緒にご飯を食べに行ったときなんかは、料理の盛付けを観察してなかなか食べ始めないから、「食欲ないの?」とか言われたりします(笑)。
T.H. & I.Y.あーっ、そういったことよくあるよね!
T.H.僕なんかは入社した頃、先輩から時間があったらスーパーに行っていろんな食材を観察するように言われたから、今でもスーパーに行ったときは、買わない食材でもじ~っと観察してしまうんだ(笑)。

Work place大阪工場の雰囲気を教えて下さい。

K.M.なにか分からないことがあれば、周りの人が凄く丁寧に教えて下さいますし、先輩方にもよく相談に乗って貰っています。
I.Y.大阪工場って、いろんな年齢やキャリアの人がいるんですが、お互いに支え合っている感じで、本当に大阪らしい(!?)活気ある職場だと思います(笑)。
T.H.もちろん仕事中は、自分の仕事を一生懸命しなきゃいけないけど、ちょっと手が空いたときや休憩時間中には、他愛ない雑談なんかが出来る関係じゃないと、気軽に相談し合えないからね。

Visionこれから『いわさき』で、していきたいことについて教えて下さい。

K.M.僕は、まずは「K.M.なら大丈夫」と言われるように、どんな食品サンプルでも作れるようになりたいですね。街中で自分が作った食品サンプルを見かけると、「もっとこうすれば良かったなぁ…」とまだまだ力の無さを感じます。これからいろいろな経験を積んで、料理の「味」や「香り」まで感じられるような食品サンプルを作れるようになりたいですね。
I.Y.これから食品サンプルをもっと盛り上げていくためにも、営業さんたちが自信を持って、お客様のところに持っていける「美味しそう」な食品サンプルを、今以上にたくさん作っていきたいですね。食品サンプルを必要とされているお店は、まだまだたくさんあると思います。
T.H.そうだね。だからこそ、僕は先輩たちから受け継いできた技術やノウハウを、しっかりと次世代に伝えていかなきゃと思っています。だけど僕たちが若い頃よりも、今のウチの若い人たちは情報収集力というか、好奇心が強い人が多いので、これまで以上に「美味しそう!」な食品サンプルを、もっともっと作っていってくれるようになると信じています!。